とっても簡単Streamlitをみんなに見てもらうまで

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Streamlitアプリを世界に公開!簡単デプロイまでの道のり

こんにちは!前回、Streamlitを使ったアプリケーションを公開したお話をしたのですが、今回はその具体的な手順についてです。

「Streamlitで作ったアプリ、みんなに見てもらいたいな…」
「でも、Webサイトに公開するのって難しそう…」

そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、ご安心ください!Streamlitには、**Streamlit Community Cloud** という、とっても便利な無料のデプロイサービスがあるんです!
GitHubと連携すれば、驚くほど簡単に、自作のStreamlitアプリをインターネット上に公開できます。

今回は、「Streamlitで作ったアプリケーションをデプロイするまでの流れ」を、私が実際に行った手順に沿って、分かりやすく解説していきます!

デプロイ前の準備

デプロイ作業に入る前に、以下の準備が必要です。

1. Streamlitアプリケーションの作成

まずは、公開したいStreamlitアプリケーションを作成します。
今回はデプロイ手順の解説が目的なので、特に意味のある機能は作らず、簡単な挨拶を表示するだけのアプリを用意しました。


# main.py (例)
import streamlit as st

st.title("こんにちは!")
st.write("Streamlitアプリのデプロイテストです。")

ファイル名は、後でStreamlit Community Cloudで指定するので、覚えておきましょう。(例: `main.py`, `app.py` など)

2. GitHubリポジトリの作成とプッシュ

次に、作成したStreamlitアプリケーションのコードを、GitHubのリポジトリにアップロード(プッシュ)します。

  1. GitHubで新しいリポジトリを作成します。(Publicリポジトリである必要があります)
  2. ローカル環境で、Streamlitアプリケーションのコードを含むディレクトリを、Gitリポジトリとして初期化します。
  3. 作成したファイルをステージングし、コミットします。
  4. GitHubで作成したリモートリポジトリを追加し、プッシュします。

(GitやGitHubの基本的な使い方については、ここでは割愛します。)

Streamlit Community Cloudでデプロイ!

さあ、いよいよデプロイ作業です!

1. Streamlit Community Cloudのアカウント作成

まずは、Streamlit Community Cloud にアクセスし、アカウントを作成します。
GitHubアカウントと連携してサインアップするのが簡単でおすすめです。

2. 新しいアプリを作成

ログインしたら、ダッシュボード(自身のページ)から「New app」や「Create app」といったボタンをクリックして、新しいアプリの作成を開始します。

アプリ作成ボタン

3. デプロイ設定

次に、「What would you like to do?」のような質問が表示されるはずです。
今回はGitHubリポジトリからデプロイするので、「Deploy from GitHub」や「Public app from GitHub」といった選択肢を選びます。

すると、以下のような設定画面が表示されます。

デプロイ設定画面

  • Repository: 先ほど作成し、StreamlitアプリのコードをプッシュしたGitHubリポジトリのURLを入力します。(例: `https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名`)
  • Branch: デプロイしたいブランチを選択します。通常は `main` や `master` ブランチになります。
  • Main file path: StreamlitアプリケーションのエントリーポイントとなるPythonファイル名を入力します。(例: `main.py`, `app.py`)複数ファイルで構成されている場合は、メインとなるファイルを正しく指定しましょう。
  • App URL: 公開されるアプリのURLを設定します。基本的には自動で生成されるものを使えばOKですが、好きな文字列に変更することも可能です。(ただし、他のユーザーが既に使用しているURLは使えません)

私は、App URLは特にこだわりがないので、いつもデフォルトのままにしています。

4. デプロイ実行!

全ての設定が完了したら、「Deploy!」ボタンをクリック!

すると、画面にかわいいお菓子のアイコンなどがクルクルと表示され、デプロイ処理が始まります。

しばらく待つと… アプリケーションのデプロイが完了!
表示されたURLにアクセスすれば、あなたのStreamlitアプリが世界中に公開されています!

まとめ:Streamlitのデプロイは想像以上に簡単!

今回は、Streamlit Community CloudとGitHubを使って、Streamlitアプリケーションをデプロイする手順を解説しました。

実際にやってみると、

  • Streamlitアプリを作る
  • GitHubにプッシュする
  • Streamlit Community Cloudでポチポチ設定する

という、たったこれだけのステップで、自作のアプリを公開できてしまいます。

「Webアプリの公開って難しそう…」と思っていた方も、Streamlitなら気軽に挑戦できるのではないでしょうか?

ぜひ、あなたの作ったStreamlitアプリを世界に公開してみてください!

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